2016年5月8日日曜日

土地を売るときには、詳しい人と一緒にやらないと大損する!?(1/2回目)

みなさん、こんにちは。

前回は相続をする場合、必ず税理士と一緒に現場を見る必要性を説明しました。
意外なことから、思わぬ節税に繋がることがありますので、それに気が付くには税理士に現場を見てもらうことが一番の近道です。

今回も、相続にまつわる内容をお話ししようと思います。
相続と聞いたら、土地の相続を思い浮かべる人も多いと思います。
相続で土地を受け取ることになったが、自分では管理できなくなった土地を売る人も少なくありません。

この時に重要なことは、以下の2つです。
 1:土地を高く買ってもらう人を見つけること
 2:土地に関わる税金を安くすること

そこで、上記の内容について、2回に分けて説明しようと思います。
今回は「土地を高く買ってもらう人を見つけること」に焦点を合わせてお話ししようと思います。

これは、私の知人であるAさんの父親が亡くなり、土地を相続した時の実例です。
相続した土地は「宅地」と「農地」があり、農地の一部を売ろうとしていました。

まず、最初に私が行ったことは、
「土地を売る前に実測し、測量士に宅地開発を行う場合の図面を書いてもらう」ことでした。
これを事前に用意しておくことで、2つの利点があります。
1:宅地開発の図面上でAさんが残したい土地の場所を正確に知ることができる
Aさんが残したい土地を正確に伝えられるため、相談がスムーズに進む
2:不動産会社が提示してくる図面と比較することができる
⇒不動産会社が正確な見積もりを行っているかが判断できる

次に、私が行ったことは、
「全国展開している不動産会社と地元の不動産会社の両方に見積もりしてもらう」ことでした。
地元不動産はその土地の環境や状況に詳しいので、その土地の価値を正確に分かっています。
全国展開している不動産にも頼んだ理由は、地元の不動産の人が正確な情報を教えてくれるとは限らないので、金額の比較対象とするためです。
こういった比較をすることで値段を高く、納得して土地を売ることができます。

Aさんの場合は2つの不動産会社に話を持ち掛けたところ、最終的には全国と地元の不動産を合わせて5社の会社が名乗りを上げていました。
その5社の買値を比較したところ、一番高いところと一番低いところで2500万円もの差額が発生していたのです

最終的には、一番高く買い取ってくれる会社にAさんも納得して土地を売ることができました。

このように、事前に測量士と一緒に比較用の図面を用意することや、複数の不動産会社に依頼することで納得のいく土地の売ることができます。

次回は、土地を売るときに重要な「土地に関わる税金を安くすること」について説明します。


それでは、次回までごきげんよう